コンピュータやネットワークに不正に侵入し、システムを破壊したりデータを盗み出したりする人物を指します。しばしば「ハッカー」と混同されますが、厳密には違いがあります。
◆バーチャルオフィスとの関連
・クラッカーによる不正アクセスは、顧客データや申込情報の流出につながる。
・バーチャルオフィスの運営者は、ファイヤウォールや暗号化通信を導入し、利用者の安全を守る必要がある。
・利用者も、弱いパスワードやフリーメール利用を避け、セキュリティ意識を高めることが重要。
◆クラッカーとハッカーの違い
・ハッカー … 高度な技術を持つ専門家全般を指し、必ずしも悪意を持つとは限りません。
・クラッカー … 不正サクセスやサイバー攻撃を行い、被害を与える目的で活動する人。
◆クラッカーの手口
・不正アクセス
・パスワードの突破
・ウイルスやマルウエアの拡散
・Webサイトの改ざん
現代のビジネスでは、クラッカーの攻撃は企業の信用を失墜させる大きなリスクとなります。セキュリティの導入や、パスワード管理の徹底は不可欠です。
◆まとめ
クラッカーは企業の信頼を脅かす存在です。バーチャルオフィスの利用でも「安全性を確保していること」を顧客に示すことが信用獲得につながります。
「パソコンやスマホに問題があります」と偽ってサポートセンターを名乗り、金銭や個人情報をだまし取る詐欺です。画面に突然、警告や電話番号が表示され、連絡を促す手口が多発しています。
◆主な手口
・突然、画面いっぱいに「ウイルス感染」などの警告画面やポップアップが表示
・有名企業(Microsoft・Appleなど)を装ってサポートセンターに誘導
・電話やチャットで遠隔操作ソフトのインストールを指示
・高額なサポート料金やギフトカード購入を要求
◆被害に遭わない為の対策
・警告画面に表示された電話番号には絶対かけない
・画面を閉じてブラウザを再起動する
・セキュリティソフト・OS・アプリを最新状態にアップデート
・不審な連絡や操作指示はすぐに中断
・不安な場合は公式サポート当オフィスの相談窓口へご連絡ください
※警告画面を消すことができない場合、【Esc】キー長押し後にブラウザ右上の「×」をクリック、または【Ctrl】【Alt】【Delete】の同時押しによるタスクの終了
◆バーチャルオフィスの活用例
・会員向けポータルサイトやニュースレターで詐欺の注意喚起を実施
・オンライン業務で利用する端末やサービスのセキュリティ教育を強化
・トラブル発生時の正しい問い合わせを明確化し、被害を未然に防止
ユーザーの同意なしにパソコンやスマートフォンにインストールされ、個人情報や行動履歴などをこっそり収集する悪質なソフトウェアのことです。
侵入…怪しいサイトから・フリーソフトにくっついて・メールの添付ファイルやリンクから
◆対策
1.信頼できるアンチスパイウエア・アンチウイルスソフトを使う
2.怪しいサイトにアクセスしない
3.メールやメッセージのリンクを不用意に開かない
4.OSやソフトを常に最新に保つ
5.不審なソフトはインストールしない
勝手に送られてくる迷惑なメールのことです。広告・詐欺・ウイルスなどが多い。詐欺に近いかたちで有料会員になってしまうような仕組みや、無差別な大量送信でサーバーがダメージを受ける場合がある。
◆対策
1.迷惑メールフィルターを使う
2.怪しいメールは絶対開かない(URLリンクを絶対にクリックしない)
見た目は普通のソフトやファイルに見せかけて、こっそりパソコンを乗っ取るウイルスのこと。パソコン内のデータを外部に流したりデータを破壊したりするウイルスのこと。
◆名前の由来
ギリシャ神話の「トロイの木馬」という作戦からきています。兵士が隠れている木馬のプレゼントを受け取った為に、街が乗っ取られてしまった事に由来する話から来ています。 これと同じで役立つソフトに見せかけて侵入し中で悪さをするウイルスです。
◆対策
怪しいファイルは絶対に開かない事です。
他人の名前やメールアドレス、ID・パスワードを盗用して本人になりすます不正行為のことです。
◆バーチャルオフィスとの関連
・バーチャルオフィスを利用する企業は、公式サイトやメールにおいて「本物である証明」が重要。
・独自ドメインメールやSSL証明書を導入することで、顧客が安心して連絡できる環境を整えられる。
・セキュリティを強化し、なりすましによる被害を防ぐことは、信頼性の高いサービスに直結する。
◆まとめ
なりすましは企業の信用を失墜させるリスクがあります。バーチャルオフィスの利用時も、セキュリティ対策と公式情報の発信が欠かせません。
他人のパスワードを不正に見つけ出して、アカウントをこじ開けて侵入しようとする違法行為のことを指します。
◆目的
個人情報取得やお金を盗む等。
外からの不正なアクセスを防ぐための「インターネットの防御壁」のこと。パソコンやネットを守る“見えない壁。
◆役割
1.外部からの攻撃や不正アクセスをブロックする。
2.怪しい通信を止めてくれる。
3.安全な通信だけ通す。
信頼できる企業や団体を装って、偽のメールやWebサイトを使い、ユーザーから個人情報(パスワード・クレジットカード番号など)を騙し取る詐欺手法です。魚釣り(fishing)のように「人間を釣る(だまして引っかける)」ことから「fiahing(フィッシング)」と呼ばれます。
◆フィッシングの仕組み(典型的な流れ)
1.偽メールを送信…「アカウントに異常があります」本人確認が必要です」などの文言で不安をあおる。
2.偽サイトに誘導…メールに記載されたリンクをクリックすると、本物そっくりの偽サイトが表示される。
3.情報入力を促す…偽サイトで「ID・パスワード」「カード番号」「セキュリティコード」などの入力を求められる。
◆フィッシングの種類
・メール型…メールで偽の案内や警告を送り、偽サイトに誘導する。一般的。
・SMS型(スミッシング)…携帯のSMSで偽メッセージを送り、URLを踏ませる。
・SNS型…LINEやTwitter、Instagramなどでメッセージを送りつける。
・電話型…(ボイスフィッシング)…偽のカスタマーセンターを名乗って電話で情報を聞き出す。
・ブラウザ偽装型…正規サイトを開いていても、上に偽の入力画面を重ねて表示する手法。
◆見分けるポイント(チェックリスト)
・送信元のメールアドレスが不自然
・メール本文の日本語が不自然・翻訳っぽい
・急かす表現(今すぐ対応してください等)がある
・リンクのURLが公式と微妙に違う(例:harvest→harrvest)
・添付ファイルがついている(Word、PDFなど)
・ログイン画面のURLが「https」で始まっていない
◆対策方法
1.公式URLを確認する:メールやSMSのリンクは安易にクリックしない
2.URLの入力:正規サイトのURLを自分で直接入力する
3.メール:差出人アドレスや文面に不審点がないか確認
4.2段階認証の利用:IDとパスワードに加え、SMS認証などを導入する
5.セキュリティソフトの活用:最新のソフトで不正サイトや偽メールを検知する
6.フィッシング対策情報:定期的に確認する
7.最新の詐欺情報の取得:SNSや警察、IPAのサイトなどで把握
8.従業員教育:社内でも「怪しいメールを開かない」習慣を徹底する
◆バーチャルオフィスとの関連
・バーチャルオフィス利用者も、独自ドメインのメールや公式サイトで「本物であること」を発信する必要がある。
・利用者に安心感を与えることで、サービスへの信頼度が高まる。
◆まとめ
フィッシング詐欺は「知識と対策」で防ぐことが可能です。バーチャルオフィス事業者・利用者の双方にとって重要な課題です。
広い意味では、ウイルスの一種。単体のファイルとして存在し、自分自身をコピーする機能を持っている。その為、感染するとハードディスク内で増殖していき、ネットワーク経由で他のコンピュータにも複製を送り込んでいく。
◆ウイルスとの違い
・ウイルス…他のファイルにくっついて増える
・ワーム…自分だけで勝手に増えて広がる